アムステルダムのホテル選び


初めてアムステルダムへ行ったときは、どこに行くにも便利そうな、ど真ん中、ダム広場にあるホテルに泊まりました。
立地を見て、次に内装をチェックします。
どんなに立地がよくても、せっかくの旅なので、テンションの下がる内装のホテルには泊まらないようにしています。
そのホテルは、内装もヨーロッパらしく重厚でしかも可愛いかったので、泊まることにしました。
名前を忘れてしまったので、検索して探していたら、NHドーレンというホテルでした。

今回初めて知りましたが、アムステルダムで最古のホテルだそう。
そして、なんとレンブラントの『夜警』が描かれたホテルだそう。
全く知らずに、ただ立地と内装と価格だけ見て選んでいました。

ただ、今回内装を見たら、私が宿泊したときと全く変わっていました…..。
そしてあの頃は3つ星だったのに5つ星になっていました。

確かに、想像していた通り、どこに行くにも交通の便がいいです。
夜の運河を散歩するのも中華街へ行くのも近くなので、夜遅くまでのんびり散歩できます。

ただ、一つ欠点があって、それは、夜遅くまで酔っぱらいの声がすること。
中央なので、夜遅くまで開いているお店がたくさんあるのと、私が泊まったときは特にフェスティバルがあったので、夜遅くまで大声を出す人の声が聞こえていました。

その点、ゴッホ美術館のある辺りは、美術館が多いので夜は静かそうです。
朝は、近くにフォンデル公園があるので、朝の散歩ができます。
「次回、アムステルダムへ行くときは、あの辺がいいかな….」と思っているのですが、ただ、美術館の方からは、運河が遠いので、夕飯後、夜遅くまで運河散歩ができないんですよね。

アムステルダムの夜の運河沿いが好きな私には悩みどころです。


アムステルダムの旅 4 クレラー・ミューラー美術館へ


6年前に行ったアムステルダムの旅の続きです。
クレラー・ミューラー美術館への道のり。

Ede-Wageningen駅で108番のバスに乗ると、私は、どこのバス停で降りるか分からないので、ロンドンでバスに乗るときにしていたように、運転手さんに「クレーラー美術館に行きたいので、バス停に着いたら教えて下さい。」とお願いしました。
運転手さんも了解してくれたので、声をかけやすいように、運転手さんのすぐ近くの席に座りました。

しばらく走って停まったバス停で、日本人も含めた10人くらいの人が降りて行ったのですが、運転手さんを見ても私に何も言わないので「このバス停じゃないのかな?」と思ってそのまま乗っていました。

だんだん建物が少なくなってきたので、不安になって後ろを見ると私の他に1人しか乗っていません。
『 運転手さん、私に言うのを忘れているのだろうか? 』と思いながら座っていると、窓の景色もますます畑だらけになってきて、このままどこか遠くへ行ってしまいそうです。

「ま、でもこんな機会がないとアムステルダムの田舎の景色も見れないし、時間もあることだし、今日がダメなら明日くればいいか….。」と車窓を見ていたのですが、先ほどの1人が降りるときに、視線を感じたので見ると、バックミラー越しに運転手さんと目が合いました。

運転手さんが私を見てギョっとして「なんで、君乗ってるの!?」と大声で言ったので
『え〜〜〜〜〜!?だって、教えてくれるって言ったじゃん!!』と心の中でびっくりしていたのですが
「さっき、日本人がたくさん降りて行ったでしょ? 君も降りたかと思ってた。」と言ったので、私が「でも、あの人達、知り合いじゃないから。」と言ったら「もうすぐ終点について、そこからまた戻るから、終点まで行こう。折り返したときに下ろすから」と結局私は終点まで運転手さんと2人で行くことになりました。

終点と言ってもそこも駅で、駅前のバス停留所でバスに乗ったまま若い運転手さんの話を聞くことに…..。

「日曜になると毎回バスの来ないバス停に日本人が立っている。」と言うので「日本のガイドブックに載っているんです。」と言うと「ガイドブックの会社に間違っているって伝えておいて。」と運転手さん。
「バスの案内にオランダ語しか書いていないから、いつもドイツ人や日本人の観光客に僕が質問されて、間違った案内をすると会社にクレームがきて怒られるから、会社に英語の表記もするように話しているんだけど、なかなかしてくれないんだよ。」などマシンガンのように話す彼の話を聞いていました。

しばらくして、日本人の新婚さんカップルが「クレラーミューラー美術館に行きたいんですけど」と乗ってきました。
運転手さんは「彼女も行くから、一緒に行くといいよ」と言って紹介され、3人で行くことに。
そして、それからは 3人で力を合わせてクレラー美術館へ向いました。
Ottelo Centum についてからは、ビジターセンターへ向かう106番のバスへ乗るだけです。

クレラーミュラー美術館は広大な敷地の中にある美術館。
今まで見たことのないゴッホやロートレックの絵画を見ることができました。
でも美術館で見た絵画よりもこの美術館へ着くまでに起こったことの方がドキドキすることが多かったので、鮮明に記憶に残っています。

知らない土地に行くと道に迷ったり、分からないことがあって不安になったりすることが多いのですが、いつからかこれも旅の醍醐味として楽しむようになりました。
日本にいるとこういうことは滅多にないので、子供のときに迷子になったときに味わった気持ちを思い出して懐かしく感じたりします。
そして、トラブルが起こった旅ほど記憶に残ります。

アムステルダムでは、ゴッホ美術館へ行ったり、レンブラントの家に行ったり、足をのばしてロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館や自然史博物館、近代美術館へ行ったり、街の中をひたすら歩いたり、レストランは高かったですが、食べ物も美味しくて充実した1週間でした。

ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館は、とても広くていい作品をたくさん見ることができました。
こちらの美術館は近代から現代アートまで展示の仕方もかっこよかった。
クレラーミューラーは、あまり記憶がないので、またいつかゆっくり行きたいです。

オランダは、表示がほぼオランダ語のみだったので、どうやら迷うのは私だけではないようですが…..。
次回オランダへ行くときは、聞いたことはメモを取って慎重に行動をしようと思います。


アムステルダムの旅 3 クレラー・ミューラー美術館へ


6年前に行ったアムステルダムの旅 パート3 です。

アムステルダムは、比較的小さな街です。

街が放射状になっていて、運河があって橋がかかっていて、とっても可愛い。
ただ、やはり放射状になっているので、まっすぐ向かっているはずが実は右の方へずれていたり、運河に橋がかかっている道とかかっていない道があるので、あみだくじのようで、よく道に迷いました。

本当は3日間アムステルダムにいて、列車でドイツへ移動し4日間はドイツの友人宅へ滞在するつもりだったのですが、初日の予定が狂ったことと、思いのほかアムステルダムで道に迷うので、ドイツへの旅行はキャンセルして、アムステルダムに1週間滞在することにしました。
そして、時間に余裕もできたので、以前から行きたいと思っていたクレラー・ミュラー美術館へ行くことに♡

ガイドで見るとクレラー・ミュラー美術館への行き方は結構面倒。
アムステルダムのセントラルステーションからEde-Wageningen駅へ→ そこからバス 110番 ※ で Ottelo Centrum へ→ そしてそこから106番でBezoekerscentum へ行き、ミュージアムへ行くのです。

セントラルステーションのチケット売り場でクレラー・ミュラー美術館の往復チケットを買った時に電車の出発時間と何番線から出発するかを聞きました。
が、色々気をとられて駅構内を歩いている間に何番線か忘れてしまいました。
「出発時間が同じ電車は滅多にないだろう…..」と思って、出発時間が全く同じ電車のホームへ。
「ホームへ上がれば誰かに聞けるだろう…..」と思った私が甘かった。
日曜日なのに、ホームに私しかいません。( 東京じゃ考えられない….. )

「電車の中に乗っている人に聞こう!!」と思って電車の中を見ても、何故か人がいない…..。
走り回ってやっと2階に人が1人いたので「 Ede- Wageningenへ行きますか?」と聞くと分からないと言います。
出発の時間もせまっているし、他に聞く人もいないので『 ドイツ行きをキャンセルして時間もあることだし……』とそのままその電車に乗ることにしました。

ガイドブックにセントラルステーションからEde- Wageningenまでの分数が書いていたので、大体それくらいで着くと思っていたのですが、それよりも手前で電車が停まりました。
しかもヒューっと音がして電車のエンジン音が消えたので『え?終点なの?車庫に行っちゃうの!?』とビックリしてホームへ出ると、その電車を運転していた車掌さんが口笛を吹きながら歩いてきました。
「Ede-Wageningenまで行きたいのですが….」というと、車掌さんは、どこで乗り換えていくつ目で着くかまで詳しく教えてくれました。
私も『もう間違いは犯せない!!』ときちんとメモをして、無事 Ede-Wageningen に着きました。

バスが来るまで時間があったので待合室にいたのですが、アムステルダムは事件続きで侮れないので、ずっとガイドに載っている番号の110番のバス停を見ていたら、日本人の男性が1人、そのバス停に立ちました。
これで、間違いないと思って、私もすぐその男の人の後ろに立ってバスを待っていたのですが、しばらくすると2つ先のバス停にバスが入ってきました。

するとそのバスに乗る女性が「日曜日は、そこにはバスは来ませんよ!! クレラー美術館に行くなら、こちらのバスに乗って下さい!!」と教えてくれました。

※ この頃の日本のガイドブックにはバスの番号が110番しか書いていませんでした。
 実際は 108番でも行きます。


アムステルダムの旅 2


先日の6年前に行ったアムステルダムの初日の夜の続きです。

20年くらい前にアムステルダムへ行った友達に
「アムステルダムは、マリファナが合法なんだよ。 道にジャンキーがいたよ。」と聞いたことがありました。

私のロンドンの親友の「アムステルダムは世界で一番美しい街だよ」という言葉に魅かれてアムステルダムへ来たのですが、夜中の0時の初めてのアムステルダムでは20年前に聞いた言葉の方が、私の頭の中で響いています。
しかも初めての街で夜中に道に迷っているので、余計にパニックでひたすらホテルを探して走り回っていました。

ただ、この日は夜中の0時にも関わらず、何故か人が多い…….。
たくさんの人が楽しそうに歩いている中、日本人の私1人だけが必死にかけ回っていました。

ぐるぐるぐるぐるかけずり回っている時に人の気配を感じたので、ふと見上げると、ピンクのガラスの中にルパン三世の峰不二子のようなスタイルの女性がランジェリー姿で立って、クネクネ ダンスを踊っていました !!

走り回っているうちに知らず知らず『 飾り窓 』のエリアに来ていたらしいです。
飾り窓エリアとは、売春エリアでしょうか ???
( 後でアムステルダムのガイドを見たら、中華街と飾り窓のエリアが隣接していました )

びっくりして、もと来た道に走って行きました。

またしばらく走り回っていると、タクシー乗り場を見つけました。
アムステルダムは東京のように街で手をあげてタクシーに乗るのではなく、パリのようにタクシー乗り場でタクシーに乗るシステムです。
ホテルの名前を言って「道に迷ったから、ホテルまでタクシーに乗せて下さい。」と言うと「近いから、歩いて行けるから、歩いて行った方がいい。」と乗せてくれません。
かなり近いようで「ホテルはあっちにあるから。」とタクシーの運転手さんが指差すので、そちらの方向へ走って行きました。

ただ、アムステルダムの道は放射状になっているので、私が運転手さんが指した道とは違う道へ走っていってしまったようで、ホテルは見つからず、また1人でぐるぐる走り回っていたら、今度はお巡りさんと会いました。

お巡りさんにホテルまで連れて行ってもらおうと思ったのですが、どうもこの日は、フェスティバルで夜中でも人出が多い。私と話している間にもトランシーバーで何やら色々情報が入ってきているよう。
お巡りさんにも「すぐ近くだから、すぐ見つかるよ。」とホテルへの道順を教えられました。

…….しかし、初めてのアムステルダムで暗い夜の道は旅行者には難し過ぎた。
全くホテルが見つからず、お巡りさんも見つからず『 どうしよう….. 』と思ってトボトボ歩いていたときに、空港からホテルへ電話したことを思い出しました。

ヨーロッパなので、建物の壁に道名が書いています。
ただ、オランダ語なので、発音が違って相手に通じないと困るので「ここはオランダ人の人に道名を読んでもらおう!!」とキョロキョロしていたら、バーの外でおじさんが外のベンチに座って 2人お酒を飲んでいました。

ホテルに電話をして道に迷ったことを伝え、おじさんへ電話を渡して「すみません、ここの道の名前を読んで下さい。」とお願いしてホテルの人に道の名前を伝えてもらいました。
電話を変わってもらって、ホテルの人がホテルまでの道筋を教えてくれたので、安心してふとおじさんを見ると二人は店内へ入って行く所でした。
夜中にお店の外で気持ちよく座って飲んでいたら、突然走ってきた東洋人の女の人(私)に電話を渡され、道名を読まされると思っていなかったのでしょう….。

ホテルに着いたのは夜中の2時半。
約2時間かけずり回っていたことになります。
昼間から色々あって、とっても疲れたのでお陰で爆睡。
翌朝調べてみたら、ホテルから中華街まで10分弱の道のりでした。

次の日は、とっても天気がよく、初めて昼間のアムステルダムを見たのですが、とーーーーっても可愛い!!
流石、ロンドンの友達が「世界一美しい街」と絶賛していた訳です。

昼間のアムステルダムを見て、すっかりアムステルダムが大好きになった私は、その日から毎晩夜中の0時近くまで歩き回りました。
不思議なもので、一度昼間の可愛い街を見ると夜の街も怖くなくなります。

初日は大変な夜でしたが、いつのまにか飾り窓エリアへ行ったり、観光もしていて強烈に記憶に残ったので、今となってはいい思い出です。


アムステルダムの旅 1


アムステルダムは、また行きたい大好きな街の一つです。

今から6年前、アムステルダムへ行きました。

ロンドンの友達が「アムステルダムは、世界で一番美しい街だよ。」と話していたり、セツの頃にオランダへ行った友達も「こんなに美しいお札を作る国なんだよ。」と言ってオランダ紙幣を見せてくれたので、ずっといつか行きたい街の一つでした。

この年は、2週間くらいで、コペンハーゲン、アムステルダム、ドイツの3カ所を一度に回る予定で旅に出ました。

お昼にコペンハーゲンから飛行機に乗って、午後2時にはアムステルダムの市内へ着く予定。
その日の昼間はのんびりアムステルダムを観光しようと思っていました。
2時間前にコペンハーゲン空港についてスカンジナビア航空のチェックインデスクへ行くと、長蛇の列。

デスクの2人が、大勢のお客さんの対応をしていて、その内1人は犬を抱いた1人の男性にかかりきり。
犬を一緒に連れて乗って良いかでもめているようです。
日本だったら、もう1人登場しそうですが、デスクにはずっと2人。
その割には2人とも急いでいる様子もなくマイペース。
ーーーーと、いう訳で全然、列が進みません。
私の周りの人はどんどん他の航空会社のチケットが取れるかどうか確認をし始めました。

やっと私の番になってデスクへ行ってチケットを見せると、デスクの女性は電話で確認した後
「あなたの飛行機は、今、搭乗を締め切ったわよ。一体、何時に来たの?」とちょっとムッとして言いました。
私が2時間前から並んでいた話をすると、バツが悪そうに飛行機振り替えのデスクへ案内しました。
そこで席が取れたのが夜の便。
14時に着く予定のアムステルダムへは22時ころ着くことになりました。

アムステルダムのホテルへ遅れて着く連絡をして、チェックインを済ませ、夜まで時間があるので、コペンハーゲン市内へ戻りました。
コペンハーゲン空港とコペンハーゲンの市内は電車で13分ほどで、とっても近いのです。
行き逃したお店へ行ってみたのですが、今まで飛行機に置いて行かれたことがなかったので、かなりのショックで全く楽しめません。

また置いて行かれそうな気がしてのんびり観光もできないので、結局、出発の5時間くらい前に空港へ戻りました。
コペンハーゲンの空港は、横にひたすら長くて、窓辺が全てレストランになっています。
とっても充実した空港なのですが、食欲もなかったので、ひたすら飛行機の写真を撮って過ごしていました。

夜になってやっと飛行機に乗ると何故か出発が遅れていて、アムステルダムへの到着はさらに遅れることに…..。
飛行機に乗った途端、ホッとしたのか急にお腹が空いてきました。
気がついたら朝から何も食べていないのです。
” 憧れの 初アムステルダムでお腹が空いたまま寝るのは寂しすぎる…..。
せっかくの旅行だし、せめて一日の終わり はいい思い出にしたい。
23時半ころに開いているレストランがアムステルダムにあるだろうか??? ” と私の頭の中はフル回転。

そして、中華街なら夜中も開いていることを思い出しました。( これはロンドンに住んでいた体験の知恵です )
空港からタクシーに乗って、アムステルダムのホテルには23時30分ころ着きました。

ホテルへ着くと部屋に荷物を置いて、すぐフロントに戻って「中華街はどこですか!?」と大体の方向を聞いて飛び出しました。
お腹がすいてペコペコです。
「中華街が開いていますように。」とただそれだけを考えて必死に早歩きで歩いていたら中華街を発見 !!!

やっぱり中華街は夜中でもとっても賑やかです。

広くてたくさん人が入っている中国料理店へ入って、お腹もいっぱいになりました。
” ここは、本当に夜中かな? ” と思うくらい人がたくさんいます。
お腹もいっぱいになって ” あーよかった。これでゆっくり寝れる ♪ ” と満足したのもつかの間、お店の外に出た途端

” あれ?私、どっちから来たんだっけ? ”

と自分がどこから来たか分からなくなりました。

ホテルから暗い道を中華街だけをひたすら目指して歩いてきたので、どう歩いてきたか全く記憶がないのです。

地図なし、ガイドブックなし。

そこから私の忘れられないアムステルダムの夜が始まりました。


清澄白河散策


桜の時期は毎年、家の中で絵を描いていることが多くて、いつも桜が散るころに慌ててお花見をしていたのですが、今年は満開のときに外出することができました ♡

先日は、代々木公園を友達と散歩したのですが、これぞ日本の花見!! というくらいたくさんの人でにぎわっていました。

今日は、清澄白河のタカイシイギャラリーへ行った後、ブルーボトルカフェまで、川の両側に桜が植えてある仙台堀川のほとりを歩きました。
目黒川の方は人気でお花見客がたくさん来ているそうですが、こちらはまだ知られていないので、殆ど人に会うことなく独り占め状態で桜を見ることができます。

ブルーボトルカフェは「表参道にもできたことだし、平日なので、もう並んでいないかな….」と思ったら、春休みのせいか行列ができていたので、諦めて清澄白河散策を始めました。

私は子供のときから知らない街を歩くのが好きだったのですが、その癖は未だに直りません。

清澄白河にある深川資料館通りには比較的お店がたくさんあるので、この辺りからスタートしてぐるぐるぐるぐる歩いていたのですが、この辺、お寺が多い。
清澄白河って寺町だったんですね。知らなかった。根津より多いかもしれません…..。

ぐるぐる歩いた所で見つけた正覚院と長専院の間の道。
この道が情緒があって、とても素敵でした。
特に長専院にある植物の枝ぶりが美しかった。

そのまま深川資料館通りを東京都現代美術館方面へまっすぐ歩いて、東京都現代美術館も過ぎで歩いて行くと大横川があるのですが、この川にも両岸に桜が植えられていて、亥之堀橋から見る景色はとても美しい。

こんなにたくさん桜があって美しいのに、人がいないって、ここは桜を見る穴場スポットなんじゃないかな…..。
バイクで来たカップルもバイクを止めてしばし亥之堀橋から桜を見ていました。


Nihonbashi


もう大分以前のことですが、夜中タクシーで通ると照明がとっても綺麗な橋がありました。
橋が見たいために遠回りしてタクシーの運転手さんに橋が見えるコースを通ってもらうように頼んでいたほどです。

それがまさか日本橋だと思っていませんでした。
私の日本橋のイメージは日本橋の上に青空がある安藤広重の浮世絵だったからです。

ある日、友達とお昼を食べるために、いつも夜中に見る橋を渡っていたのですが、ふと見ると橋の上に面白い
彫刻があって、一つ一つが美術館で見るようなとても凝ってるものだったので
「凄いなー。こんな彫刻がついている橋なんて見たことないな…..。この橋、なんて名前なのかな???」
と思って橋名を見て、愕然としました。

「エッ。これが、あの日本橋!?」

日本橋の上には迫るように高速道路が通っていて空が見えません。
川に沿って高速道路があるので、太陽があたらない川は黒くて、あの美しい浮世絵と同じ橋だとは思えませんでした。
昔からたくさんの人が利用していた日本橋が大切に扱われていないようで、悲しい気持ちになりました。

早くあの安藤広重の浮世絵のような日本橋の上に青空が見える風景が見たいです。


TOKYO SIGHTSEEING


ドイツ人の友達の友達3人組が東京に来たので一緒に下町へ。

先日は、お店で流れている音楽に i – phone を向けるとアーティスト名と曲名が出てくるアプリを知ってビックリしましたが、今回は、日本語に i – phone をかざすと英語になるアプリがあってビックリ。

初来日で東京に着いたばかりなのに宿泊先の西新宿のホテルから google map を使って伊勢丹まで迷わず行けたとか、東京に住んでいる私よりも彼らの方が地下鉄の入り口を見つけるのが早かったり、PASMOの買い方も私は分からなかったのに彼らは分かったり『 私は案内人になっていないのでは??? 』と疑問に思うこともしばしば。

地下鉄で電車を待っていたときに「3段目が英語だけど、何で駅名が3段になっているの?」と、子供のときから見慣れていて、考えたことがないことを聞かれて焦りましたが「1番上が漢字、2番目がひらがなで、漢字は同じ文字でも読み方がいくつかあるから、漢字を読めない人のためとひらがなは子供も読めるからだと思う。」と答えたら「 漢字の読み方はどうやって見分けているの? 」と鋭い質問。
「同じ文字でも隣にくる文字によって読み方が変わるんだよ。」と答えたら納得していましたが、今日は他にも普段考えないことを聞かれて、クイズのようで面白かった。

3人とも流石私の友達の友達で優しくて可愛い人たちで、楽しい1日でした。
またロンドンで会えるかなー。
東京の次は京都かどこか他の都市に行くのかと思ったら、ハワイだそう。
思いがけない答えにちょっとビックリしました。
ハワイ直行じゃなくて、東京に寄るところが凄いな……..。


71 NYHAVN HOTEL


もうすぐロンドンに住んでいるドイツ人の友達の友達ドイツ人3人組が東京に来るので、楽しみです ♪
当日は、彼らが泊まるホテルまで迎えに行くことになっているのですが、その影響か、最近、自分が泊まったホテルを探すのにハマっています。
定宿は憶えているのですが、1度しか泊まったことのないホテルは、名前を憶えていないので、地図で検索して探します。
この自分の記憶を探りながら進めて行く作業が結構楽しい…..。

いつもホテルに泊まるときは、まず場所から選んで、ホテルのサイトで内装を見て、その内装が好きかどうかで決めるのですが、この内装がくせ者で、内装だけで探すとリニューアルして全く違うホテルに変わっているので、同じホテルとは思えないことがあります。

コペンハーゲンに行ったときに泊まったホテルの名前は憶えていないのに、泊まりたかったけど満室で泊まれなかったホテルは憶えていて、それは 71 NYHAVN HOTEL でした。
こちらの内装は、相変わらず素敵です ♡

そして確かこのホテルの近くで、デンマーク工芸博物館の近くだったはず…….と思って google map で探し当てました。
サイトを見たら内装が全く変わっていましたが、この朝食を取る空間や外観の写真を見ると間違いない。

10年くらい前にこのホテルを訪れたときは、1ヶ月くらい前に予約をしたせいか、一人旅にも関わらず2部屋そして2ベットある別棟に案内されました。
爽やかなブルーの内装で絨毯はネイビーにホワイトの小さいドット、ベットカバーはブルーのストライプ、カーテンもブルーでとっても可愛くて気に入っていたのに、今は全く違っています。
朝食は吹き抜けの開放感のある中庭にナチュラルなテーブルと椅子が並んでいて、ビュッフェスタイルになっていて、とても気持ちが良かったのに今はソファが並んでいて居間のようになっていました。
このセンスの違いはオーナーが変わったのでしょう。
初めてパリに行ったときに泊まったホテルも内装がとても素敵だったのに、オーナーが変わってしまったようで、残念な結果なっていました。

場所は中心部にも植物園にも徒歩圏内でアクセスもよく、とても静かでアメリンボー宮殿の近くで雰囲気も良かったので、次回はやっぱり 71 NYHAVN HOTEL に泊まりたいです。

71 NYHAVN HOTEL


Hotel Des Saints Peras


またまたお部屋が可愛いホテルを発見。
パリのサンジェルマン・デ・プレにあるホテル。
どのお部屋もインテリの生地や壁紙の模様が違っていて、シンプルで色使いも素敵です。

Hotel Des Saints Peras
※ view professional photosをクリックするとお部屋の写真が見れます。