アムステルダムの旅 3 クレラー・ミューラー美術館へ


6年前に行ったアムステルダムの旅 パート3 です。

アムステルダムは、比較的小さな街です。

街が放射状になっていて、運河があって橋がかかっていて、とっても可愛い。
ただ、やはり放射状になっているので、まっすぐ向かっているはずが実は右の方へずれていたり、運河に橋がかかっている道とかかっていない道があるので、あみだくじのようで、よく道に迷いました。

本当は3日間アムステルダムにいて、列車でドイツへ移動し4日間はドイツの友人宅へ滞在するつもりだったのですが、初日の予定が狂ったことと、思いのほかアムステルダムで道に迷うので、ドイツへの旅行はキャンセルして、アムステルダムに1週間滞在することにしました。
そして、時間に余裕もできたので、以前から行きたいと思っていたクレラー・ミュラー美術館へ行くことに♡

ガイドで見るとクレラー・ミュラー美術館への行き方は結構面倒。
アムステルダムのセントラルステーションからEde-Wageningen駅へ→ そこからバス 110番 ※ で Ottelo Centrum へ→ そしてそこから106番でBezoekerscentum へ行き、ミュージアムへ行くのです。

セントラルステーションのチケット売り場でクレラー・ミュラー美術館の往復チケットを買った時に電車の出発時間と何番線から出発するかを聞きました。
が、色々気をとられて駅構内を歩いている間に何番線か忘れてしまいました。
「出発時間が同じ電車は滅多にないだろう…..」と思って、出発時間が全く同じ電車のホームへ。
「ホームへ上がれば誰かに聞けるだろう…..」と思った私が甘かった。
日曜日なのに、ホームに私しかいません。( 東京じゃ考えられない….. )

「電車の中に乗っている人に聞こう!!」と思って電車の中を見ても、何故か人がいない…..。
走り回ってやっと2階に人が1人いたので「 Ede- Wageningenへ行きますか?」と聞くと分からないと言います。
出発の時間もせまっているし、他に聞く人もいないので『 ドイツ行きをキャンセルして時間もあることだし……』とそのままその電車に乗ることにしました。

ガイドブックにセントラルステーションからEde- Wageningenまでの分数が書いていたので、大体それくらいで着くと思っていたのですが、それよりも手前で電車が停まりました。
しかもヒューっと音がして電車のエンジン音が消えたので『え?終点なの?車庫に行っちゃうの!?』とビックリしてホームへ出ると、その電車を運転していた車掌さんが口笛を吹きながら歩いてきました。
「Ede-Wageningenまで行きたいのですが….」というと、車掌さんは、どこで乗り換えていくつ目で着くかまで詳しく教えてくれました。
私も『もう間違いは犯せない!!』ときちんとメモをして、無事 Ede-Wageningen に着きました。

バスが来るまで時間があったので待合室にいたのですが、アムステルダムは事件続きで侮れないので、ずっとガイドに載っている番号の110番のバス停を見ていたら、日本人の男性が1人、そのバス停に立ちました。
これで、間違いないと思って、私もすぐその男の人の後ろに立ってバスを待っていたのですが、しばらくすると2つ先のバス停にバスが入ってきました。

するとそのバスに乗る女性が「日曜日は、そこにはバスは来ませんよ!! クレラー美術館に行くなら、こちらのバスに乗って下さい!!」と教えてくれました。

※ この頃の日本のガイドブックにはバスの番号が110番しか書いていませんでした。
 実際は 108番でも行きます。


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