WATANABE ROMI

丸の内に新しくできた KITTE の中のIMTへ。
雑誌などで見て、以前から東京大学総合研究所博物館が気になっていたのですが、なんとなく遠い気がして行けていなかったので、丸の内にできたらしいと聞いて、早速行ってきました。
KITTE の2,3階にできたIMTは、日本郵便と東京大学総合研究博物館が共同で運営している博物館。

明治、大正時代のような雰囲気で色々な動物の骨や剥製を見ることができるのはここだけではないでしょうか。
海外の自然史博物館は、剥製の並べ方や壁などの色がもっと近代的な雰囲気なので、この古い感じの展示は、日本独特でかっこよかった。
鳥の剥製が、茶色の棚に整然と収められていたり、六角形のガラスの中に展示されていて、とても重厚な雰囲気の自然史博物館でした。
ここは、海外の人へもおすすめ。
入場料は、無料です。

まだできたばかりだからなのか、ガイドブックに載っていないからなのか、東京駅の周りに海外の方はたくさんいましたが、ここの博物館にはいなかった…..。

there is a nice museum in KITTE in front of Tokyo Station.
you can see a lots of bone and stuffed animals.
the atmosphere was like Japan of 150 years ago.
it’s free.

IMT → click

原美術館で開催中のソフィ・カル展『最後のとき／最初のとき』へ。

Sophie Calle の本を一目惚れして購入をしたという話を『 2nd 』でしたのですが、丁度、原美術館で Sophie Calle 展を開催中と知って、行ってきました。
『最後のとき』『最初のとき』は両方とも視覚に関する作品です。

『 最初のとき 』は、水に囲まれたイスタンブールに住みながら、内陸にいて海を見たことがない人達が海を見ている様子を後ろから撮影した作品。
背中と頭と海の映像を見ていると、海を見ている人の表情や気持ちを想像することができました。
また、女性達のスカーフが可愛かった。

『 最後のとき 』は、目が見えなくなってしまった人が最後に見たものについて話している作品。

事故で目が見えなくなった人、ある日突然見えなくなった人、だんだん見えなくなった人など
色々な盲目の人のインタビューが写真と共に展示されていました。
インタビューを読んで共通していたのが自分の身近にいた人の顔を忘れていくということ。

大切な人が亡くなると、よく声を忘れるといいますが、顔を憶えているのは、写真があるからかもしれないな……とインタビューを読んで思いました。
写真がなかったら、顔も忘れてしまうのかもしれません。

とても綺麗な映像や写真でしたが、心の奥深くに入ってくる展覧会でした。
原美術館への近道 → click
6/30（日）まで