007 スカイフォール


ロンドンでやった007の新作プレミアを見ていたら、007を見ていないことに気がつきました。

まずは、ダニエル・クレイグの007を見てみようと思って調べたら、前作『スカイフォール』の監督がこれまた大好きなサム・メンデス監督だったので『スカイ・フォール』から見てみました……という話をブログに書きました → ヴォーグジャパンブログ

そして、アストン・マーティンも描いてみました。
本当は、キャンバスに描きたかったのですが、時間なかったので、紙にアクリルです。

i wrote about ” 007 Skyfall ” → vogue japan blog


ゴスフォード・パーク ( 映画 × ファッション ) @ Vogue japan ブログ


絵を描いているときは、いつも映画をつけっぱなしにしています。
今回は、映画の中の好きなファッションについて書きました 。
イラストも描いたので、是非、ご覧ください → VOGUE japan blog

i write about a fashion of the film i love.
i also draw a picture → click


007 Spectre


サム・メンデスだったのか……。
見なくちゃ → 007


キングスマン


コリン・ファース 主演の 『キングスマン』を観ました。
私が思う「これぞアメリカ映画!!」という映画でした。
あんなに動くコリン・ファースを観たのは初めて。

ストーリーや映像が『バットマン』と『マトリックス』と『キルビル』と『フィフスエレメント』を少しずつ取って合わせたような映画。
少しずつ良いとこ取りしているからか、全体的に中途半端に見えましたが、ギャグ映画なので、これでいいのかな。

内容は、簡単にいうと スパイ VS 人間を滅ぼす敵 の話です。

ロンドンのサヴィルローにある高級スーツ店『キングスマン』。
実は、この紳士服オーダーメイド店は、私的なスパイ組織で、そこで働くエリートスパイ キングスマンが、コリン・ファース演じるハリーです。
ハリーは、以前、若いキングスマンに命を助けてもらったことがあり、その息子エグジーを次期キングスマンとしてスカウトします。

スカウトされた若者の中からキングスマンになれるのは1人だけ。
キングスマンのテストが始まるころ、地球の存続のため地球を滅ぼす人類を減らそうとする人物が現れ、やがてキングスマンと戦います。

ここはパロディーかな?と思う箇所が所々出てきて、お母さんがバスルームのドアを叩き割るところは『シャイニング』のようだし、頭が爆発するシーンでクラッシック・ミュージックがかかるのは『時計仕掛けのオレンジ』のようでした。
自然を破壊する人類への警鐘も入っているのでしょうか。

今回初めて、日本橋 COREDO 内 のTOHOシネマズで観たのですが、新宿バルト9のように席の一列一列にかなりの段差があるので、前の人の頭が見えなくて快適でした。
でもあの映画を見るには前の席に座り過ぎたかもしれません。


小津安二郎 ナイト


『 小津安二郎ナイト 』と題して、ひたすら小津安二郎さんの映画をつけっぱなしにしています。

小津安二郎監督の映画には、笠智衆さん、杉村春子さん、原節子さんなど同じ役者さんが繰り返し出てきたり、結婚前の娘とその家族という同じテーマのものが多いので、しばらくするとどれがどのタイトルか間違えそうです。

ローポジションにカメラを固定して撮っているので、同じ空間にいるような錯覚をおぼえる映画。
古き良き日本が詰まっています。

外のシーンでは、高層ビルが一つもなくて、先日『 ど根性ガエル 』のアニメ第1話を見たときも、あまりの建物のなさに衝撃を受けましたが、今回も今のたくさん高層ビルが建っている東京を知っているので、50年くらいでこうも風景が変わるのか……と驚かされました。

役者さんがカメラの方へ向かって話していたり、若いOLさんが「こんちわ!!」とやたらと言ったりセリフの中に「へそ曲がりだから」ということばがあったり、年代は昔の映画ですが、とても新鮮でした。

私は『 彼岸花 』と『 秋刀魚の味 』が好きです。



観たい !! → click



Somersault


インターステラー


クリストファー・ノーラン監督の『 インターステラー 』を見ました。

「地球を守るために宇宙へ行く父親と地球に残る娘の話…..」という宣伝を見ていたので、ハリウッドにありがちなヒューマンものかな…..と思って見なかったのですが、これはストーリーよりも映像をもっと押して欲しかった……。

内容は、人類が滅亡の危機に直面している近未来の話。
異常気象で植物が枯れ、砂漠化が進む中、義父と15歳の息子、10歳の娘マーフと共にトウモロコシの農場を営んでいる元宇宙飛行士のクーパー。
マーフの部屋の本棚から本がひとりでに落ちる現象を幽霊のせいだと信じていたが、それが何者かによるメッセージによるものではないかと推察し、解読したところ、大昔に無くなっていたと思っていたNASAの秘密基地にたどり着きます。
そこで、現在も秘密裏に研究が進められていたこと、人類を救う為に地球以外の星への移住が不可欠なことを知り、第二の地球となりうる惑星を探すミッションにパイロットとして参加することになります。

最初の砂漠化する地球を見ていたら、梅図かずおさんの『 漂流教室 』と重なる部分が多く、地球を出発して宇宙に入ってからは『 2001年宇宙の旅 』と重なる部分が多かったです。
特に映像の構成が似ていました。
2013年に作った映画の宇宙と1960年代に作られた『 2001年宇宙の旅 』の世界を比べて、余計に『 2001年ーーー 』のデザイン力を思い知りました。

しかし、この映画はブラックホールや科学的知識がないと難しいような…..。
私は、学生時代に ” 宇宙ってどうなっているんだろう?”と疑問に思って、スティーブン・ホーキングの宇宙に関する本を読んだのですが、読み始めたら、書いてあることがさっぱり分からなくて途中で読むのを止めた方なので、これはもう一度宇宙に関する本を読んでから見た方が、この映画の凄さが分かりそうです。

マコノヒーの演技に泣かされました。
宇宙のシーンやブラックホール、5次元のシーンの映像が凄かったので、これは大きい画面で見たかった…..。
クリストファー・ノーラン監督の映画は大きい映像で見るべき。


インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌


『 インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌 』
DVDのジャケットを見て気になって借りたのですが、この映画、とっても好きでした。

1960年代のニューヨークを舞台に、伝説のフォークシンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクの回想録を元にコーエン兄弟が制作したそう。
2013年のカンヌ映画際でグランプリをとった作品だそうで、やっぱりグランプリをとる作品っていいものが多いですね。

内容は、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジのライブハウスで歌うフォークシンガー、ルーウィン・ディヴィスの1週間の話。
音楽のパートナーは自殺し、レコードは売れず、住まいがないため、友人宅を点々と泊まり歩いています。
いつも泊まらせてくれていると思われる大学教授宅の猫をドアの隙間から逃し、つい手を出してしまった友人の女性からは妊娠を告げられ、シカゴのライブハウスへ向かうミュージシャンとの最悪なドライブ、そして有名プロデューサーからは今のままでは売れないと宣言されてしまう。
歌を止めて船乗りになろうとすれば、船乗りに必要な免許を捨てられる。
さんざんな出来事に失意のままニューヨークへ戻ります。
そしてまたライブハウスで歌を歌うのでした。

内容だけ読むとさんざんな目に合う主人公がかわいそうですが、全て身から出た錆のような。
主人公演じるオスカー・アイザックの無表情で淡々と過ごすおとぼけぶりと友人の女性を演じるキャリー・マリガンの突っ込みがとっても笑える。
( キャリー・マリガンは金髪より黒髪の方が可愛い…..。)
面白いし、切ないし、映像も綺麗。
味のある役者さんがたくさん出ていました。
一緒に旅をしたトイレで倒れるおじさんや旅の途中立ち寄ったカフェの女性、主人公の父親や姉役の人、どの役者さんも味があってよかったなー。
とってもいい映画でした。
猫を抱えて歩いているシーンがとっても可愛い。
抱えている人も抱えられている猫も。
撮影は、ジャン=ピエール・ジュネ監督の作品を撮っているブリュノ・デルボネルだそうです。

Inside LLEWYN DAVIS


very good girls


青春もののありふれた話ですが、絵を描いているときに流しているのに丁度いい映画。
心地いい音楽がたくさん流れています。

very good girls