インターステラー


クリストファー・ノーラン監督の『 インターステラー 』を見ました。

「地球を守るために宇宙へ行く父親と地球に残る娘の話…..」という宣伝を見ていたので、ハリウッドにありがちなヒューマンものかな…..と思って見なかったのですが、これはストーリーよりも映像をもっと押して欲しかった……。

内容は、人類が滅亡の危機に直面している近未来の話。
異常気象で植物が枯れ、砂漠化が進む中、義父と15歳の息子、10歳の娘マーフと共にトウモロコシの農場を営んでいる元宇宙飛行士のクーパー。
マーフの部屋の本棚から本がひとりでに落ちる現象を幽霊のせいだと信じていたが、それが何者かによるメッセージによるものではないかと推察し、解読したところ、大昔に無くなっていたと思っていたNASAの秘密基地にたどり着きます。
そこで、現在も秘密裏に研究が進められていたこと、人類を救う為に地球以外の星への移住が不可欠なことを知り、第二の地球となりうる惑星を探すミッションにパイロットとして参加することになります。

最初の砂漠化する地球を見ていたら、梅図かずおさんの『 漂流教室 』と重なる部分が多く、地球を出発して宇宙に入ってからは『 2001年宇宙の旅 』と重なる部分が多かったです。
特に映像の構成が似ていました。
2013年に作った映画の宇宙と1960年代に作られた『 2001年宇宙の旅 』の世界を比べて、余計に『 2001年ーーー 』のデザイン力を思い知りました。

しかし、この映画はブラックホールや科学的知識がないと難しいような…..。
私は、学生時代に ” 宇宙ってどうなっているんだろう?”と疑問に思って、スティーブン・ホーキングの宇宙に関する本を読んだのですが、読み始めたら、書いてあることがさっぱり分からなくて途中で読むのを止めた方なので、これはもう一度宇宙に関する本を読んでから見た方が、この映画の凄さが分かりそうです。

マコノヒーの演技に泣かされました。
宇宙のシーンやブラックホール、5次元のシーンの映像が凄かったので、これは大きい画面で見たかった…..。
クリストファー・ノーラン監督の映画は大きい映像で見るべき。


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