永遠の僕たち ガス・ヴァン・サント


ガズ・ヴァン・サント監督の『永遠の僕たち』を観ました。
映画館の暗い空間で画面を集中して見て、映画の世界にどっぷりつかって外に出ると、現実の世界になかなかなじめない。
友達と一緒に行った時は、すぐ現実に戻るのに、一人で観るとしばらくボーッとして、歩く速度も遅くなっている気がします。

主人公のイーノックを演じたヘンリー・ホッパーとアナベルを演じたミア・ワシコウスカの演技が繊細で自然でとっても素敵でした。
ふざけているけど、本当は一番死を真剣に受け止めている二人。
音楽も衣装も映像もとっても好きでした。

私が好きなガス・ヴァン・サント監督作品は、実際に起こったことをベースにしているものが多かったので、今回は、非現実過ぎて『 ちょっと、おとぎ話みたいな話だったな…. 』と思ったら、ヒントを得た原作は絵本だそうです。
それでも最後まで集中して見れたのは、ヒロシを演じる加瀬亮さんの演技力と監督と映像の力でしょうか。
見終わったら、マッシュポテトが食べたくなってきた…..。
3.5くらいです。
★★★


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