フレンチ・ウィンドウ展 @ 森美術館


森美術館のフレンチ・ウィンドウ展を見に行きました。
2000年から2010年までのマルセル・デュシャン賞を受賞されたアーティストの作品を見ることが出来ます。
そもそもデュシャンが日用品にサインをしたものをそのまま作品にして「自分の手で作ったかどうかではなく、それを選んだことが重要。」という作家なので、受賞された作品もそういうデュシャンの考え方に似たものが多かった……。
コメントを先に読んでしまうと、つい「作品は見なくてもいいかな….」と思ってしまったし…。

好きだった作品は、ヴァレリー・ベランの斜めから見ると浮き上がって見える写真、ニコラ・ムーランの黒い紙に黒の炭で描いた絵、ローラン・グラッソの鳥とこうもりの映像、作家名は分かりませんが、色々な色に変わる画像の中にキラキラ光るものが動いている映像作品。
鳥の映像はどうやって撮ったのだろう…….。鳥も超音波で操れるのだろうか。
ずっと見ていても飽きない不思議な作品だった。森の中のこうもりの作品もずっと見ていても飽きなかった。隣の小学生くらいの女の子たちは「何これ、鳥?気持ち悪い」と言いながら、私たちよりも長く座って見ていた。

ロンドンにいた時からコンテンポラリー アートが好きでよく友達と見ていたけど、今でも絵を描く時は、現代アートや映画、ファッション、自然のものから触発されることが多いなぁ……。
8/28 sun まで。

French Window @ Mori Art Museum


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