歌姫


最近、絵を描きながら昔のドラマをつけています。
ネタもつき始めて「何か面白いドラマなかったかなー?」と思って調べていたら「歌姫」を見つけました。

テレビで放映されていたときは、途中から見始めて、あまり感情移入もできないまま終わってしまったので、最初からきちんと見てみよう…..と思って見始めたら、どっぷりハマってしまって、切なすぎて辛かった。

最終回なんてボロボロで、いつもはいいドラマを見ると寝る前に思い出して、いい気分になって寝るのですが、この「歌姫」は思い出すと泣いてしまうので、思い出さないようにしたほど。

主人公は四万十太郎という人物。
彼は特攻隊員で終戦の日に四万十川に流れついて倒れていたところを映画館を経営している主人とその娘のすずに助けられるのですが、目覚めたときは、記憶を失くしていました。
以前の自分が分からない。
「ここに暮らせばええやん!!」というすずちゃんの提案もあって、映画館、オリオン座の主人宅へ住み込みで働き始めます。

物語はその10年後から始まるのですが、太郎やすずちゃんが昔の回想をするので、子供のときのすずちゃんが太郎を大好きでとってもなついていること、太郎は太郎で、本当の自分が分からなくて心の中で葛藤しているのですが、明るくて優しいすずちゃんがいることで癒されている部分もあり、とってもすずちゃんを大切に思っています。

19歳になったすずちゃんは、太郎に恋をしているのですが、太郎は妹として見ていて、周囲の人の応援もあって、だんだん太郎もすずへの気持ちに気づくのですが、その頃、四国にやって来た及川美和子という人物が現れます。
この美和子さん、記憶を失くす前の太郎の奥さんなのですね。

この後は、ネタバレになるので書きませんが、すずちゃんもいい子で、美和子さんも明るくていい人で、太郎もいい人で、これは誰に感情移入しても泣ける。

周りのキャラクターの濃い登場人物も合わさって、面白くて温かい話が繰り広げられるのですが、こういうお話を作れる人は凄いなーと思って、大好きなドラマの一つになりました。


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