トゥールーズ = ロートレック展@三菱一号館美術館


三菱一号館美術館で開催中のロートレック展へ行きました。
午後3時頃に着きましたが、1人で一つの絵が見れるくらいの来場者数。
展覧会も半ばだからか思っていたよりも混んでいませんでした。
昔から好きで画集は持っているのに、よく考えたらロートレックだけの展覧会に来たのは始めて。
今まで見たことがなかった、鉛筆や筆だけのリトグラフ作品もたくさんありました。
ロートレックの描く女性の顔は面白くて、ちょっと笑ってしまうのですが、北斎マンガに影響を受けているんですね…..。
そういえば、線の感じや表情が似ています。
また、喜多川歌麿が描いた吉原の女性の浮世絵をとても気に入っていて、その影響もあって、ムーランルージュで働く女性の日常までも描いていたということでした。
構成や配色も浮世絵の影響ですが、線が筆なので、ロートレック独特の作風になっていて、浮世絵の影響を感じさせない所が好きです。
ポスターや雑誌の表紙の絵を描いていたので、今でいうところのイラストレーターだったのでしょうか……。
ロートレックの絵は絵だけよりも文字が入ると生きてくるように思います。
また、ロートレックの家の写真もありましたが、お部屋がとても可愛くて、センスの良さや色彩感覚は幼少期に養われるんだろうな….と思いました。
有名な作品の試し刷りや子供の頃の作品、ホームパーティー用のメニューに描いた絵も展示されていたので、見応えがありました。

Toulouse-Lautrec Exhibition@Mitsubishi Ichigokan museum


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