昨日、ふらっと立ち寄ったお店で、かなりテンションが上がった。
洋服を見て感動したのは久しぶり。
凝った生地や面白いカットなど、他とは違う工夫したデザインは、ずっと見ていても飽きなくて、トルソーに着せて部屋に飾りたいくらいだった。

私は、以前、着ないのにデザインに惹かれて、洋服を買ってしまうクセがあった。
恐らく、セントマーティンでファッション科の友人が洋服を作っていく過程を側で見ていたからだと思う。
いい洋服を見るとデザインしたデザイナーの制作過程を考えてしまう。
「このカット凄いな…..」とか「この生地どうやって織ったのかな…….」とか「このパターンの柄、面白いなー」とか「え、ここで折ってるんだ」とか、その洋服とデザインした才能に感動して買ってしまう。

LUTZ が独立して間もなく発表したニットのベスト。
トルソーに着せられた面白いデザインのニットベストを見たときに、洋服としてではなく、その不思議なベストを立体のオブジェとして見ていた。そして、あまりの面白い編み方とデザインに感動して、黒と赤、両方購入してしまった。
まだ一度も着ていなくて、衣替えのときに見るくらいだが、その度に「 やっぱり、可愛いな−♡ 」と感動している。

私は美しい服はアートだと思っているので、こういう服は後世に伝えて行くべきだと思う。
いつか V&A に寄付しようかな……。
展覧会に行って作品を見たときよりも、洋服のお店に入った時に「いい作品を見たなー」と思うこともあるくらい。
アート性と現実性、両方兼ね備えているデザイナー。
やっぱり才能のある人は凄いなーと感動した1日だった。


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