ヘンダーソン夫人の贈り物


3本のDVDを渡したら「4本借りるとお得ですよ♡」という甘い誘惑。
『特に見たい映画が思い当たらないなー』と思いながら、一番近くのミュージカルのコーナーで、ふと気になって手にとった DVD は『ヘンダーソン夫人の贈り物』でした。
「ミュージカルだから絵を描いている時につけて、音だけ聴いていたらいいかな…♡」と思って、あまり期待せずに見始めたのですが、始まりのイラストから面白くて、絵を描かないといけないのに、結局テレビの前に座って最後までずっと見てしまいました ……。
まさか、こんなに面白いとは …….。
大富豪のご主人が亡くなって未亡人になったヘンダーソン夫人。
先輩未亡人の友達のアドバイスで刺繍やチャリティー活動にもトライしてみますが、続かず、たまたま目に留まった劇場を購入します。
お陰で「劇場を買う女性って面白い!!」とすっかりへンダーソン夫人に夢中になりました。
図らずも、先日見た『英国王のスピーチ』と同じ時代のロンドンでした。
ちょうどヒトラー率いるドイツがフランスに侵攻して、イギリスに攻撃をする頃の時代です。
また、こちらもイギリスで初めてヌードの女性を舞台で使用したへンダーソン夫人の実話を元にした映画でした。
同じ時代に『英国王のスピーチ』では英国王がイギリス国民を一つにするためにスピーチをし、『へンダーソン夫人の贈り物』では、戦場へ赴く兵士に娯楽を与えるために(戦時中)1日も休まず公演を続け、それぞれがそれぞれの立場で同じ戦争を戦っていたんだなぁ…….と、同じ時代のイギリスを違う角度から見れて興味深かったです。

★★★★


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