愛を読むひと


『愛を読むひと』を見ました。昔『読書する女』という映画を見た事があったので、あういう映画かな….と軽い気持ちでdvdを借りたのですが、見てびっくり。とても深い内容の映画でした。
私は『レッドドラゴン』を見て以来、レイフ ファインズという役者が好きなのですが、この映画にも大人になった主人公として出ていました。
ファインズがナチスを題材にした映画に出ているのを見るのはこれで3回目です。
彼は『シンドラーのリスト』で最悪のSS将校アーモン ゲートを演じる時に、不遜さを現すため、わざと太ったと聞いた事があります。ー『シンドラーのリスト』は『レッドドラゴン』よりも大分以前に公開されていましたが、私は子供のときからナチスが出てくる映画を見るとしばらく気持ちが重くなるので『シンドラーのリスト』を見るのを長い間、避けていました。その為、見た順番が逆になっています。
内容は、15歳のときに出会って愛した女性と別れて8年後、大学で法科の学生になった少年が傍聴にいった裁判で被告人として裁かれている女性に再会するというもの。
彼女が何故突然姿を消したか、何故彼女がその職業につかなければならなかったか…..。
この映画は悲しくて涙がでるばかりでなく、彼の彼女に対する愛にも涙がでます。
ケイト ウィンスレットは『タイタニック』以来、久しぶりに見ましたが、彼女の演技も素晴らしかったです。ファインズの出ている映画にはいい映画が多いです。
久しぶりに心に残る、素晴らしい映画を見ました。
★★★★★


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