画鬼 暁斎 KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル @ 三菱一号館


三菱一号館で開催中の 河鍋暁斎の展覧会へ行ってきました。
幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師。
「ぎょうさい」と読むのかと思ったら「 Kyosai 」と書いているので
” 何故なのだろう? ” と思っていたら、元々は狂斎という号を暁斎に変えたそうでした。

チケットやチラシに書いていたコピー

「狂ってたのは、俺か、時代か?」

というのもかっこよかった。

この展覧会は、暁斎の弟子、建築家 ジョサイア・コンドルの作品も展示されています。
コンドルは、三菱一号館の設計や有名な鹿鳴館の設計士。
他には、台東区池之端にある三菱財閥岩崎家や網町三井倶楽部も設計しています。
弟子として暁斎に絵を習っていましたが、友人のような関係で、お稽古の料金も多めに渡していたようなので、パトロンのような関係でもあったようです。

私は暁斎の描く人物より動物の絵が好きでした。
とっても生き生きしていて、表情が豊かで面白かった。
一日に200枚描いたという記載があって、人生で描いた枚数も尋常ではなかったので、やっぱりいい意味で「狂斎」だったのかも…..。

巨大猫を描いた化け猫の絵が拡大されていて、その前に立って写真が撮れたので、ポーズをとって写真を撮ってみました。
最後にこの絵の原画が展示されていましたが、実際は100×200mmくらいの小さい作品でした。
弟子にはなっていませんでしたが、動物が踊る絵や日記の絵が北斎漫画と似ていたので、ちょっと北斎にも影響を受けているのかな….と思って見ていました。

毎回三菱一号館美術館のチケットをくれる友達に感謝です。
お陰で知らなかった暁斎のことを知れたり、展示されていたコンドルが設計した鹿鳴館の壁紙が見れたり、一緒にいった友人と一つ一つ絵の感想をコソコソ話しながら見て、とっても楽しかった♡

画鬼 暁斎 Kyosai


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