SLEEPING BEAUTY


とても美しい映画でした。
川端康成の『眠れる美女』をモチーフに新人ジュリア・リーが監督・脚本を手がけた作品。
『 ピアノレッスン 』の監督 ジェーン・カンピオンが、提供をしているようです。

主人公ルーシーは、大学に通いながら、昼はオフィスで、夜はレストランで働いています。
家賃が払えないため、雑誌の求人で見つけた秘密クラブでのバイトを始めます。
最初は下着姿での給仕だったのですが、やがて睡眠薬を飲んで裸で寝ているという仕事に…..。

他の人が撮ったらかなり危ない映画になりそうですが、女性監督が撮ったせいか、官能的だけど、綺麗な映画でした。

秘密クラブのインテリアとルーシーの真っ白い肌が美しかった。
淡々と進んでいくところもとても好きでした。
盆栽やグリーンティーなど、日本を思い出させるものが、ヨーロッパの美しい家具や食器とマッチして川端康成の耽美な世界を彷彿させました。
3.5くらい。
★★★


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