ウルビーノ


モン・サン・ミッシェル を見ていたら、イタリア の ウルビーノ を思い出しました。
ウルビーノ は、イタリアの北西部にある山岳都市。
1998年に世界遺産に登録されたそうです。

ロンドンの アート・センター で友達になった クリスティーヌは『 勝手にしやがれ 』の ジーン・セパーグのようなベリーショートをした笑顔が爽やかな女の子。
ロンドンで初めてできた日本人以外の女の子の友達です。
髪の毛が薄茶色で目の色がヘーゼル(グリーンと茶色が混ざったような色)。
元々はドイツ人だけど、戦争の後に、イタリア国土になったので、イタリア人だと言っていました。

夏休みの間、ロンドンにいた彼女が、イタリアへ帰国した後も連絡を取っていたので、日本に帰る前にウルビーノへ行くことにしました。
私が行ったのは、ウルビーノが世界遺産になる前。
観光客もほとんどいなかったのではないでしょうか。
クリスティーヌは、ウルビーノの美大に通っていました。

彼女に聞いた通りに電車に乗って向かったのですが、車両に旅行者らしき人は私だけ。
『 本当にこの電車で大丈夫なのかな?』と思ったのですが、皆、地元のおじさん、おばさんばかりで英語が話せるか分からなかったので、殆どウルビーノに着くころ切符を切りにきた車掌さんに「この電車はウルビーノに行きますか?」と聞きました。
車掌さんが、私の切符を切りながら何かを言って、周りの人が私を見て笑顔になり、車掌さんが行った後も私を安心させるためか「ウルビーノ。大丈夫。」と英語の単語だけでニッコリ声をかけてくれました。

ウルビーノの駅まで車で迎えに来てくれたクリスティーヌと再会。
久しぶりに会った彼女は、ベリーショートより短い、スキンヘッドになっていました(笑)。
彼女が大学の友達とシェアしている1軒屋へ。
皆、ウルビーノの美大に通っている、ロンドンの友達とは違ったイタリアン・カラーのファッションに身を包んだお洒落な子達。
初日の夜は、友達10人くらいで2台の車に分かれ、予約をしたレストランへ。
山の上の方にあるアットホームでくつろげる素敵なレストランで、お料理も美味しくて、とっても楽しかった。

ウルビーノ滞在中は、クリスティーヌと一緒に大学に行って、講義を受けたり(イタリア語なので、勿論、分かりませんでしたが)、使われなくなった線路に行って座って皆で話したり、自然もたくさんあって、東京やロンドンではできない体験で、映画の中に入った気分でした。
大学の帰りに街中を歩いたら、山岳都市なので、道がくるくるしていて小さいトンネルがあったり、街全体が迷路のようで、それだけでもテンションが上がるのに、壁や道、建物がイエローベージュの煉瓦で出来ていて、とーっても素敵 ♡
一気にこのウルビーノの街が好きになりました。

クリスティーヌがロンドンにいた頃に「イタリアで作るパスタとロンドンで作るパスタは同じ材料で作っても全然違うから、イタリアに来たら、手料理のパスタご馳走する。」と話していたので、そのときの約束通り、パスタを作ってくれることに…。
一緒に材料を買いに行くとお店が小さかったので、クリスティーヌが買い物をしている間、私は一人でお店の外に立っていました。
そこに路面バスが通ったのですが、日本人が余程珍しかったのか、全員が私のことを見ていて、恥ずかしかったので、やっぱりお店の中へ。
クリスティーヌが「パスタはここのが一番」と、今では日本のスーパーでも手に入るDE CECCOのパスタを購入。
クリスティーヌの作ったパスタは、シンプルでしたが、とても美味しかった。

最終日の夜は、大学に一人だけいるという日本人の留学生シュウコウ君も誘って、すっかり仲良くなったクリスティーヌの友達の為に私がシチュウとナスの肉詰めを作ってご馳走しました。

ウルビーノは、とても美しい街で、楽しい思いで共に今でも心に残っていますが、本当に行ってよかった。
きっとクリスティーヌがいなかったら行かなかったと思うので、ウルビーノを教えてくれたクリスティーヌに感謝です。
この街が世界遺産になって納得。
あのときは、皆がいて、一人だけ観光客の私は遠慮して写真をあまり撮れなかったので、またいつか行って、たくさん写真を撮りたいです。
ちなみに山岳都市は、天空の城ラピュタのモデルです。

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クラッシュ


映画は監督や俳優で選んで見ることが多いのですが、今回初めて脚本家で選んで観てみました。
先日観た『告発のとき』と同じポール・ハギスです。

クリスマスを間近に控えたロサジェルスの話。
他民族国家アメリカならではの内容でした。
構成が、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『アモーレス・ペロス』や『21グラム』の拡大版のよう。

人種も職種もばらばらの登場人物10人ほどが、それぞれ少しずつ絡んで、物語が進みます。
人種差別主義者の警察官、裕福な黒人、イラク人と間違われる人、貧相なメキシカンというだけで犯罪者のように見る白人、人種に対する差別、偏見について考えさせられました。

白人でもアイルランド人は、昔、差別されていたようです。
最初は、それぞれの登場人物が他の人種を差別していたり、自分を卑下していたり、やな気分になりそうでしたが、そこを過ぎるとあたたかい気持ちになって、最後は、心に突き刺さる内容でした。

始まり方と終わり方がかっこよかったので、何度も見てしまいました。
第78回アカデミー賞で『 ブロークバック・マウンテン』を押さえて作品賞を獲った作品だそうで、納得。

★★★★★



he starts something…..



i had watched ” Marie Antoinette ” and ” Vergin Sucides ” Sofia Coppola directed over drawing a picture, recently.
i enjoyed the color and music from these films.



Carole King ” So Far Away “





10cc ” I’m not in Love “