アントワープの地下鉄


今回、アントワープへ行こうと思っていたのですが『 聞けばなんとかなるだろう…♪ 』と、アントワープの日本のガイドを全く持って来ていなかった私。
電車の乗り方も分からない状態でした。

Mのマークを見つけて地下に入るとメトロ(地下鉄)のホームに販売機があります。
早速、販売機の横に立っていた女の子2人組に使い方を教えてもらいました。
切符を買えただけで感動。

トラムへ乗るときは、何番のラインかと、電車の先頭に書いている行き先を確認します。
同じホームに来る電車がいつも同じ番号とは限らないので、気をつけて下さい。
私はセンターからは Hoboken 行きの2番か Olympiade 行きの6番に乗るよう、マルリーンから聞いていたので、確認して、自分の電車に乗りました。
電車に乗ったら、黄色い箱があるので、日本のバスのように切符を通します。

2駅くらいすると地下から地上にでます。
この時点で地下鉄は地上を走るトラムになります。
Groenplaats からB&Bのある Markgravelei までは15分くらいでした。
地上に出た Harmonieのところは、森の中をトラムが走るので『 公共の乗り物で森の中を突っ切るって面白い〜!!』とワクワクしました。

電車の中で前の席の女性が「この電車は、どこ行きだったかしら?」と私に訪ねてきたので
「 Hobokenですよ。」と行き先を教えたのですが、私がその女性と同じMarkgraveleiで降りた時に、今度は、彼女が私の地図を広げてトラムの駅からB&Bまでの行き方を分かりやすく教えてくれました。

街の人は親切だし、特に子供も含めた若い人ですが、目が合うとニッコリ微笑んでくれるので、私は、益々アントワープが好きになっていきます♡


アントワープ市内


マルリーンに教えてもらった旧市街 を求めて地図を見ながら、ひたすら歩いたのですが、人が殆ど歩いていない…..。
カフェやレストランを見かけたのですが、電気が暗くて「閉まってるのかな?」と思ってお店の中を覗くと人がいるので、街に人がいないのは、皆、お店などの建物の中に入っているからのようでした。
きっと、こんな寒い日に歩いているのは、私のような観光客だけかも。

『 フランダースの犬 』の主人公ネロが、最後に辿り着いた教会を前にして、その時計の美しさにうっとり。
ま、ネロは教会の時計じゃなくて、教会の中のルーベンスの絵を見に行ったのですが….。
そして、マルリーンから「今、教会の中には、いつもよりもたくさんの絵が飾られているから必見よ ♪」と聞いていたのに、お腹がすいてきて、レストラン探しに夢中になってしまって『 後で入ろう…. 』と思っていたら、今度はお腹がいっぱいになって満足して、そのまま帰宅してしまったので、結局、入らなかった….。

昼間にベルギー料理を食べたので、夕食は、中華料理店へ。
ふらっと入ったのですが、さっと作ってくれた中華が….. 美味しい!!
ロンドンの中華とは比べ物になりませんでした。
お影で完食です。
トラムの切符をどこで買えばいいかお店の人に聞いたら、とても親切に教えてくれました。


アントワープ現代美術館 M H KA ANTWERP 


次に写真博物館からすぐ近くの現代美術館へ。

ここの美術館は久しぶりのヒットでした。
大抵の美術館は壁の色が白いのですが、ここの美術館は微妙に色がついていて、それぞれの壁の色がとても綺麗。
また建物の設計も素敵で、作品の展示の仕方が最高でした。
どの作品も隣の作品を引き立たせるような絶妙な並べ方で『 なんて、センスがいいんだー 』と、かなりテンションが上がりました。

私が今まで行った美術館で、今の所のベスト1 建築は、ミュンヘンの PINAKOTHEK DER MODERNE だったのですが、それに匹敵するくらい気持ちのいい空間でした。
1階の SPIRITS OF INTERNATIONALISM もとても好きでしたが、2階で開催していた CHSNTAL SKERMAN Too Far, Too Close の作品がツボに….。
どの作品も作品自体それぞれ面白いうえ、展示の仕方がやはり絶妙でした。
作品は、6点ほどだったのですが、それぞれが面白いので、見入ってしまって、かなりの時間を費やしました。
中でもウールに文字が印刷されている作品が、とても美しかった。
きっと、この作品はロンドンの友達も好きだろうな……。
彼にも見せてあげたいな…..。と思っていたのに、話すの忘れてる…..。

M H KA


FoMu アントワープ写真博物館 Antwerp


レストランを出て、お腹もいっぱいになったので、ちょっと遠くにある写真博物館へ歩いて向かいました。
私は海外へ行って、ホテルに着くと、まず、ひたすら歩きます。
歩いて街の雰囲気を感じるのが好きなのです。
もう既にレストランを求めて散々歩いていたのですが、まだ歩きたかった…。
今度は迷わず到着。

写真博物館の入園料は3ユーロくらい。
荷物はロッカーに入れます。
1ユーロでロッカーに入れて、帰りに鍵を入れるとまた1ユーロ戻ってきます。
こじんまりした博物館で、すぐ見終わりました。
ロンドンで見る写真とは違う牧歌的な雰囲気の写真で、面白かった。


Antwerp アントワープの旅



早速、マルリーンに教えてもらった、ベルギー料理を食べに近所にあるレストラン DE MARKGRAVEへ。
本当は、B&Bから5分くらいの場所にあります。
ロンドン、パリととても寒かったのですが、アントワープは益々寒くて、吐く息が白い。
レストランを通り過ぎて歩いて行ってしまった私が、道に迷っている間に身体が冷えてしまいました。

パリから着いた私は、アントワープの街中の閑散さにびっくり。
街全体が休んでいるようで、道を聞こうにも歩いている人がなかなかいません。
また自転車が発達しているので、聞こうと思っても自転車で通り過ぎてしまいます。

やっと親子連れを見つけて、道を訪ねて、正しい方向へ向かっていることを確認できました。
その時に男の子と目があったら、ニコっと微笑んでくれました。
遠回りして、1時間半くらいかけて、B&Bの近くのベルギー料理レストランへやっと到着。
すぐに紅茶を飲んで身体を温め、大きな ホワイト アスパラガス にサーモンがのったメニューをオーダー。
フランス料理ほどコッテリしていなくて、さっぱりしていて、とても美味しかった。

この日も天気が不安定だったので、植物園は翌日行くことにして、室内を中心に回ることにしました。
マルリーンが「明日、明後日とどんどん天気がよくなる予定よ」と教えてくれていたのも決め手です。

DE MARKGRAVE


PARIS – ANTWERP パリ・アントワープの旅


引き続き、先日の旅行のお話です。

この日は、朝一番で、パリからベルギーのアントワープへ向かいました。
タリスの出発駅、北駅が、サンジェルマン・デ・プレと同じ4番だったので、今度は地下鉄で北駅へ。ベルギーは、ブリュッセルではなく、アントワープです。

私は海外へ行くと植物園へ行くのですが、ロンドンへ行くことは決めていたので、ヨーロッパで他にどこか素敵な植物園がないか調べていたとき、アントワープの近くに、とても気になる植物園を見つけました。
また、アントワープには、私が大好きなデザイナー達出身の王立アントワープ美術アカデミーファッション科があります。

パリ北駅からタリス(特急列車)で アントワープ セントラル まで2時間くらい。
アントワープへは11時くらいに着きました。
着いた途端、アントワープ セントラルステーションの美しさに感動。

ベルギーは、B&B( bed &breakfast )が発達していると聞いていたので、B&Bに泊まることに。
(ロンドンでもB&Bに泊まることが多いのですが、ロンドンのB&Bはホテル並みの値段です)
あらかじめネットで調べておいた MARLEENS GASTENKAMER へ。

セントラルステーションからメールで連絡して、住所を聞いて、タクシーで向かうと、オーナーのマルリーンが出迎えてくれました。
とても明るく、優しい彼女にお部屋を紹介され『1日ひと組 』のところをきちんと読んでいなかった私はびっくり。
こんなに素敵な空間を一人で利用して朝食がついて60ユーロ(6000円くらい)!?

まずアントワープの地図を広げて紹介してくれたのですが、この地図のデザインが可愛いっ!!
公共で使われている地図がこんなに可愛い街を見たことがなかったので、またまた私のアントワープ好感度がアップ♡

「ベルギー料理が食べたい。」という私に一人でも親切に接してくれるレストランを2件とMOMUの場所、彼女お薦めの美術館や景観が美しいという旧市街地の場所とホテルとトラムの駅の場所に印をつけてくれました。
また、アントワープの人は殆ど英語が話せること、街の人に道を訪ねたら、殆どの人が親切にしてくれると教えてくれました。
1階が、B&Bでマルリーンとジョンは2階で暮らしています。
マルリーンの携帯も教えてくれるので、困ったときは電話をすれば解決してくれます。

パリに帰る途中にブリュッセルで降りて、ブリュッセルの街も見ようかな….とも思っていたのですが、セントラルステーションの美しさとアントワープの公共で使われている地図の可愛さ、B&Bの女性のキャラクターの虜になった私は、アントワープでゆっくり過ごすことに決めました。


Albert Menes アルベール・メネス


パリのスーパーマーケット、MONOPRIX(モノポリ)で買ったビスケット。
アルベール・メネスのビスケット。
パッケージが可愛かったので、買ったのですが、とっても美味しかった♡
スーパーマーケットのビスケットがこんなに美味しいなんて、流石、フランス。


” Merci ” Paris


パリ3日目。

今日もお店巡り。

パリでお洒落な人が集まって、話題だという マレ地区にある Merci へ。
Merci は高級子供服ブランド Bonpoint のオーナーがオープンしたお店です。
洋服、インテリア、雑貨などが かっこよく配置されています。
来ている人達も噂どおり、お洒落な人達ばかりでした。

パリでもマレ地区は、洗練された地区として認識されています。
もう大分前になりますが、クリストフ・ルメールが、パリに初めてお店を構えた頃、お店に行ったら、本人がいたので、パリのお薦めの場所を聞いたことがあります。
その時に、彼がメモに書いてくれたのが「 Marei St.Paul 」でした。
教えてもらったとおり、 St.Paul にいって、とても素敵だったので、それ以来、私はパリに行くと毎回マレ地区に行くようになりました。
クリストフ・ルメールは、ほっそりとした可愛い顔の男の子だったのに、いつのまにかエルメスの主任デザイナーになっていて、凄いです。

夜はお目当てのお店が定休日だったので、近所のモノポリでフレンチの総菜を買って帰りました。
これが、美味しかった。
この時期のヨーロッパは夜9時くらいまで明るいです。
そして、夜は、また散歩へ出掛けて、道に迷いました。


Paris par Arrondissement


パリに行ったら、手放せない地図の本です。
ロンドンにも A to Z がありますが、こちらも私のように歩き回る人には必需品。
道の名前が同じ所があるので、区も注意して探して下さい。
本屋さんに売っています。


PARIS パリの旅


パリ2日目。
ホテルから友達に紹介してもらったアパートメントへ移動。
文豪 ヴィックトルユーゴーがかつて住んでいた建築物だそう。
パリ在住の日本の方がオーナーで、アパートメントの使用方法について、説明して下さいました。
サンジェルマンの真ん中にあって、一泊80ユーロ。
とても可愛いお部屋です。
ホテルからアパートメントへ移動し、その後、日本でチェックしたお店を回ります。

パリの a to z 的存在、赤い表紙のパリの地図本を持って、日本から書き留めて来た住所を元に、地下鉄を利用して歩き回ったのですが、やっと着いたら、全く他のお店になっていたり…….. が3回くらいあって、雨も降っていたし、どんどん疲れてきましたが、4件目でやっと目指していたお店に辿り着きほっと一息。
5件目のお店のあまりの可愛さに疲れは吹っ飛びました。
ここには2時間くらいいたかもしれません。

ヨーロッパの生地や絵の具、化粧品の色は日本のものと全く色が違います。
水の関係だと思いますが、日本の色はどこかワビサビを帯びている。
パリの素材は、とにかく色が美しく、その美しい色に囲まれているだけで幸せな気分になります。
働いている女性が日本の方だったのですが、こんな美しいものに囲まれて仕事ができるって、とても羨ましかった。

『 美味しい総菜が手に入るかも……..♪』と、ギャラリーラファエットに行ったことがなかったので、見学も兼ねて行ってみました。
化粧品売り場をウロウロしていたら、TOM FORDの化粧品がありました。
今のところ、パリとロンドンにお店があるそう。
パッケージのデザインも素敵でリップやマニキュアの色がとても美しかった。
中華を買って、アパートメントに帰って食事。
全然フランス料理を食べてない…..。