前回に引き続き、映画『CAROL』について。
vogue blogでは、ファッションについてイラスト付きで描いています→ vogue ブログ
こちらでは内容について。
1950年代。
高級百貨店で働くテレーズ(ルーニー・マーラー)は、ブロンドの長身の女性、キャロルに目を奪われます。
視線に気づいたキャロル(ケイト・ブランシェット)。
テレーズへ娘へのクリスマスプレゼントの相談をした際、手袋を忘れていきます。
テレーズは、キャロルへ手袋を送り、そのお礼にとキャロルから食事へ誘われます。
キャロルは、現在、夫と離婚協議中。
週末も家に誘われたテレーズは、キャロル宅へ行くのですが、そこで夫からキャロルの新しい恋人と勘違いされます。
キャロルと離婚したくない夫は、キャロルの不道徳を盾に娘の親権をかけて裁判をすることに。
娘を奪われたキャロルは、テレーズを誘って休暇に出ます。
キャロルは見るからにハイクラスの奥様。
テレーズにも結婚を申し込む彼氏がいます。
ただ二人とも幸せそうに見えません。
会った瞬間に惹かれ合った二人ですが、キャロルはもともと幼なじみの女性と関係があったようですが、ストレートのテレーズも最初からキャロルに恋に落ちたのでしょうか…..?
この辺が謎ですが、彼氏からの誘いには引き気味なのに、キャロルからの誘いだと食い気味でOKします。
ファッションは勿論、音楽も映像もとにかく美しい映画です。
私は、ヒース・レジャーが好きなので、先日、久しぶりに『 ブローク・バックマウンテン 』を見たのですが、同性愛を差別する社会背景と二人の関係性が少し似ていました。
『ブローク・バックマウンテン』は、主人公のイニスとジャックが一時期、共同生活していたことがあったり、その後の人生もずっと見たので、二人の気持ちや二人の周りの人たちの気持ちも分かって、毎回心が切なさいっぱいになります。
今回の『キャロル』では二人がすぐに恋に落ちたようだったので、最初はなかなか感情移入ができず、頭の中が????だらけだったのですが、途中からいつのまにか感情移入していました。
途中、切なくてジーンとしました。
終わり方は『ブローク・バックマウンテン』も『キャロル』も両方とも好き。
またDVDになったら見たい映画です。