My Little Princess ヴィオレッタ


渋谷のイメージフォーラムで上映中の『 ヴィオレッタ 』を観ました。
写真家 イリナ・イオネスコ と彼女の写真のモデルである娘の話。(上の写真のエヴァです)
そして、この映画は、そのモデルの娘、エヴァ・イオネスコが監督の自伝的な作品です。

初めてイオネスコの写真を見たときは全く子供らしくない少女に魅かれなかったのですが、この映画の主人公エヴァ・イオネスコ 改め ヴィオレッタ役のアナマリア・ヴァルトロメイがとーっても可愛くて釘付けでした。
あまりに可愛いのと母、娘、祖母の衣装がそれぞれ素敵なので、1度目は、フランス語の字幕なしで最初から最後まで見てしまった…。
フランス語、殆ど分からないのに、1時間半も見れたのは映画が美しかったからです。
やっぱり映画は色使いや映像の美しさも大切。

写真家の母 アンナは多忙でほとんど家に帰らず、娘のヴィオレッタは祖母に育てられながら、母の帰りを待つ日々を送っていました。
ある日、突然帰ってきたアンナは、ヴィオレッタを写真のモデルに誘い、母を欲していたヴィオレッタはモデルになることを決意します。
ヴィオレッタにとっては、遊びの延長のような写真撮影ですが、やがてアンナの要求は次第にエスカレートし、過激なポーズを要求。
アンナの個展が開催され、新進アーティストの仲間入りを果たしたアンナの作品は高値で売れ始めます。
アンナに利用されていることへの不満を募らせるヴィオレッタ。
写真が話題を呼ぶと同時にアートか虐待か倫理上の議論を巻き起こし、保護者失格の烙印を押されます。

自分は、母親が有名になるための道具なのか……. 娘の母親に対する不信が日に日に深まっていく辺りは、実話なだけに悲しくなりました。
冷めた雰囲気の少女の写真は、こうして撮られていたのかと思うと、写真に少女の気持ちが写っていたのかもしれません。

映画の母娘の衣装が、レースの手袋から小物入れ、髪飾り、靴、ベットの上に置かれたクッションや娘がモデルの時に使う小物まで色使いも含めて素敵過ぎてため息もの。
『 このセンスの良さは凄すぎる….. 』と思っていたら、スタイリストは、キャサリン・ババでした。
私は、キャサリン・ババの私服の大ファンなのですが、確かにイリナ・イオネスコのスタイリストはババしか考えられない…..。
彼女の世界とイオネスコの世界はピッタリです。
( イリナ役のイザベル・ユベールは、キャサリン・ババの私物を多数着用していると思う。ババが着ているのを見たことがあるので….. )

そして、娘役もアナマリア・ヴァルトロメイしか考えられない…..。
最初の無邪気な可愛い12歳から母親のモデルを始めて、大人の世界に入ったスレたヴィオレッタまで、よくこんなにピッタリの子がいたな….と始終感心してみてしまいました。
撮影当時は10歳だったそうです。

My Little Princess


comments(7)

  1. Billy

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    сэнкс за инфу!…

  2. kelly

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    good….

  3. sam

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    good….

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