The September Issue


アメリカン・ヴォーグ編集長 アナ・ウィンターと雑誌編集に密着したドキュメンタリー映画
『ファッションが教えてくれること』を観ました。
原題は『 The September Issue 』です。
9月はファッションの New Year と同じということで、9月号ができるまでのドキュメンタリー。

「 雑誌は編集長のもの。」と聞いたことがありますが、正にその通り。
アメリカン・ヴォーグは、アナ・ウィンターの雑誌でした。
全てアナを通して決められていきます。
アナと同期のグレイス・コディントンのおそらくスティーブン・マイゼルが撮ったと思われる莫大な費用と時間を費やして撮影されたページを「くどい」の一言で却下。
自分のページが削られていくグレイスがどんどん不機嫌になっていきます。

私、個人的にはグレイスのセンスが好きですが「雑誌が売れなければ、私の仕事がなくなる」と話していたグレイスの言葉が美しいものだけを作れない現状を物語っているようでした。
グレイスもそれを承知していて、アナを信頼しています。
そして、アナもグレイスの天才的なセンスに信頼を寄せています。

グレイスだけでなく、自分の撮った写真が削られているのを知ったマリオ・テスティノが「全身汗だくで撮ったのに…..」と不満を漏らしていて、意外な一面が見れて面白かった。

アナのページに対するクレームがユーモアのある毒舌だったので、イギリス出身と聞いて納得でした。
撮影風景や各デザイナーがアナに自分の作品を見せる所など、普段見れないシーンがたくさん見れるので、ファッション好きにはたまらない映画です。

ちなみにグレイスが「私は過去のものに惹かれる」と話していた場所は、ベルサイユ宮殿のグラン・トリアノン。そして撮影場所はプチ・トリアノンです。
ベルサイユ宮殿は1日しか行ったことがないのですが、いつかベルサイユ宮殿の近くに泊まって、時間をかけてゆっくり見てみたいです.。

★★★ 3.5


comments(2)

  1. Dustin

    unacquainted@obediences.histochemical” rel=”nofollow”>.…

    áëàãîäàðþ!!…

  2. Raul

    sigmund@dueling.differs” rel=”nofollow”>.…

    thanks!…

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