モロッコビスケット Henrry’s


モロッコのお土産のビスケット。
包装紙がピカピカしています。
モロッコへ度々行く彼女は、以前もお菓子をくれたのですが、今まで食べたことがない味で私があまり食べれなかったので「モロッコの人は、ハーブティーを飲みながら、このビスケットを食べるんだよ。」と教えてくれました。
私もハーブティーを買ってから、トライしてみようと思います。


細雪 市川崑


市川崑監督の『 細雪 』
こちらも大好きな日本映画。
映画を見る前に谷崎潤一郎の『細雪』を読んでいたのですが、原作の4姉妹のイメージにピッタリの女優さんたちでした。

長女・鶴子に岸恵子さん、次女・幸子に佐久間良子さん、三女・雪子に吉永小百合さん、そして四女・妙子に古手川祐子さん。
真っ赤な口紅をつけた四人は、とても美しくて可愛らしいです。

大阪・船場の旧家、蒔岡家。
四姉妹の父の代は、羽振りよく商売をしていましたが、今ではお店も人出に渡っています。
長女、次女、三女は豊かな暮らしの中で育ったので、蒔岡家としてのプライドが高く今でもどこか浮世離れしています。
その点、四女の妙子は、自立を考えていて人形作家としてお弟子さんをとったり、裁縫を勉強したり、駆け落ちをしたり、とても現代的。

本来なら本家に住まなければいけない雪子と妙子ですが、長女・鶴子のお金に厳しい婿養子、伊丹十三さん演じる辰雄との折り合いが悪く、二女・幸子の婿養子、石坂浩二さん演じる貞之助が面倒見がよく、とても和やかな人柄で居心地が良いため、二人とも分家に住むことを好んでいます。

物語は、三女・雪子のお見合いを軸に進んでいきますが、雪子のお見合いに関する長女と次女の会話、雪子の結婚がなかなか決まらず、結婚ができない四女の妙子と雪子の気持ち、四姉妹ならでは関係性が見ていてとても興味深い。

この三女の雪子、とても美しくて口数が少なく一見おとなしそうな女性なのですが、実は四姉妹の中で一番性格がきつくて、頑固者かもしれません。
優しい吉永小百合さんしか見たことがなかったので、たまに見せる意地悪そうな顔が妙にセクシーで好きでした。
雪子自身も自分が美しいことを承知していて、長女の旦那さんも次女の旦那さんも美しい雪子にとても優しく接しています。それを見ている長女と次女の表情も面白かったです。

市川崑監督の映像美と合わさって『吉原炎上』とは真逆の日本の美を見ることができます。
しかしセリフの端々に見られるように、ジワジワと戦争がせまってきているようで、この美しい優美な生活を送っている四姉妹もやがて、あの戦争に巻き込まれるのかな……と少しせつなくもありました。

このような美しい物語を書いた谷崎潤一郎さんは、とてもゆったりした所で執筆していたと思っていたのですが、実際は戦争中に書いていたそうで、現実と空想の世界のギャップに驚かされました。
戦争で失われる美しい日本の生活の記録を残しておきたかったのかもしれません。
細雪の四姉妹は、谷崎潤一郎さんの奥さん、松子さんの四姉妹がモデルだそう。
倚松庵に行ってみたいです。

細雪





色々な職業の人たちと接すると勉強になります。


吉原炎上 五社英雄


ドイツ人の友達はロボットレストランやスカイツリー、原宿や築地の魚市場など、初東京を満喫してハワイへ出発しました。

海外の人と接すると日本のことを改めて考えるのですが、私が今まで接したことのある海外の人で日本の歴史まで知っている人は少なくて、大分前にロンドンで安藤広重展をイギリス人の友達と見ていたときに、浮世絵の説明文を読んでいた友達が「東京と江戸って同じなんだって!!」って驚いて私に言ってきたので『エ!?知らなかったの!?』と驚いたことがありました。

日本の歴史をもっと海外の人に知って欲しいなーと考えていたら、しばらく見ていない五社英雄監督の『吉原炎上』が無償に見たくなってきて、DVDをゲット !!
古い映画のせいか、プレミアがついていました。
私はこの五社英雄監督の『吉原炎上』が大好きで、たまーに見たくなります。

内容は、吉原の中梅楼に売られてきた久乃とその中梅楼の4人の花魁の話です。
お家のお金のために娘が売られてくる郭の話なので、悲しいお話なのですが、私はこの五社英雄監督の『吉原炎上』は、役者さんの演技と衣装も含めた美術に魅せられています。

花魁役の5人はもちろん、端役の人も存在感があって『今の役者さんで、これだけの体当たりの演技ができる人はいないんじゃないかな?』と思うくらい、一人一人の演技が忘れられないのですが、私が一番気に入っているのは、中梅楼のおちかさんを演じる園佳也子さん。
『 この役ができる人は他にいないのでは? 』と思うほど、園さんの声のおちかさんの口上が素晴らしくて、中梅楼を切り盛りしていてチャキチャキな感じで明るいけど、郭で長年生きている凄みみたいなものも端々に感じられて、この方のおちかさんを見ると毎回うなってしまいます。

あと毎回見て凄いなーと思うのは菊川役のかたせ梨乃さん。
最初の方のちょっと頭が悪そうな感じから、身請けが決まって嬉しそうな話し方、久乃に啖呵を切るところなど、もう菊川にしか見えません。
国さん演じる岸部一徳さんの怒ったお客さんをなだめるところなどは『 本当にこういう人いそうだなー』と思うし、女性を買い付けて、遊郭などに売る仲介人役の成田三樹夫さんもシーンは少ないですが、強烈に記憶に残る存在感で、この映画は役者さんの演技だけでも見応えたっぷりです。
それに加え、記憶に残るセリフもたくさんあります。

こんな街が今の日本橋人形町に実際にあったという事実を海外の人にも知って欲しい。
先日、京都の友人と話していたら、京都のお茶屋文化も大分変わったそうでした。
「一見さんお断り」はしていられないそうで、お花代もあってないようなものだったのに、今ではネットに値段が書いているそうでした。

たくさんの美しい着物や明治時代の建物が見れる『吉原炎上』は、海外の友人に見せたい日本映画の一つです。


資生堂 Beauty & Co


資生堂 Beauty & Co でイラストを描かせて頂きました。
バレンタインに向けて『 愛されポイント診断 』です。

Beauty & Co Feb


カヤバ珈琲


谷中のカヤバ珈琲のコーヒーパフェを初めて食べましたが、とっても美味しかった♡
コーヒーゼリーとアイスとビスコッティが入っていて盛りだくさんな感じでした。
また頼みたいです。
ドイツ人の友達は、クリームみつ豆と食べていましたが、こちらも美味しいと言っていたので良かった ♪