WATANABE ROMI

ジョン・レノンがビートルズになる前の学生時代のお話。
監督は写真家のサム・テイラー・ウッドです。
ジョンの実妹が出した「Imazine This: Growing Up With My Brother John Lennon」を原作にした映画だそう。
育ての親、ジョンの叔母にあたるミミ。厳格で心のうちを表に出さないような女性です。
生みの親ジュリアは、ミミとは正反対。感情豊かでとっても明るく自由奔放な女性。
二人の母親の間で葛藤しつつも音楽に傾倒していくジョン。

ミミ役のクリスティン・スコット・トーマス、生みの親ジュリア役のアンヌ＝マリー・ダフの衣装が、それぞれのキャラクターに似合っていて、とても素敵でした。

この映画が上映されているときに『見たいな….』と思ってちらっとチェックして、ジョン・レノンには母親が二人いたことを初めて知ったのですが、映画を見て、二人の母親から愛情を注がれながらも、ずっと孤独を抱えていたジョンの気持ちも、育てていても本当の母親になれないミミの気持ちも、育てたくても育てられなかった実母ジュリアの気持ちも分かって、最後の方はウルッときました。

ジョンが音楽に傾倒していったのも、オノ・ヨーコさんの「 yes 」を虫メガネで見る作品をとても気に入ったのも分かったような気がします。
グリーンのダブルデッカーがかっこよかった♡

3.5くらい　★★★

イギリス英語が聴きたいなーと思って借りた『 Frozen time 』
主人公は失恋したばかりの美大生。
不眠症に陥った彼が深夜の時間を活用すべく、スーパーマーケットでバイトを始めます。
まず「ロンドンで深夜のスーパーマーケットが開いてるの！？」と驚きでした。
私が知っているロンドンで、夜中開いているマーケットはSOHOのインド人の方が経営しているマーケットくらいだったので…..。
あとブルーの蛍光灯が入った四角い箱。
ずっと『 何だろう…. 』と思いながら、照明の一部だと勝手に思っていたのですが、虫を取る装置だったんですね…..。
そういえば、ダミアン・ハーストが作品で使っていましたっけ。
ロンドンの忘れていたことを思い出したり、私にはとても楽しい映画でした。
スーパーマーケットの店長が変わった人でかなり笑えた。
声を出して笑うと疲れって、吹っ飛びます。

2.5くらい
★★